コンスタンツ大学のマギー・シャウアー(Maggie Schauer),ビーレフェルト大学のフランク・ノイナー(Frank Neuner),コンスタンツ大学のトーマス・エルバート(Thomas Elbert)が開発した,曝露療法にナラティブセラピーを統合した療法。ISTSS(国際トラウマティック・ストレス学会)でも推奨されている。2000年代初頭に内戦,紛争による組織的暴力に巻き込まれた難民のPTSDを対象に開発された。ドロップアウト率が低いことで知られ,全人生史の自伝的記憶の整理とその尊厳の回復に主眼を置いている。
参考文献は,シャウアー,ノイナー,エルバートら著,森茂起(翻訳),(2023).「ナラティブエクスポージャーセラピー[第2版]-人生史を語るトラウマ治療」金剛出版(電子書籍は3366円,紙の本は3740円)